土地区画整理事業、仮換地ってなんだろう
専門用語が多い不動産業界ですがしっかりと理解すれば決して怖くありません。
先日土地探しをされているお客様から、気になる土地があるけど詳しく知りたいとお話がありました。
その中で出てきた気になるワードをご紹介します。
執筆者
Web担当 イータイム
皆さんこんにちは。
弊社のサービス【 かんたん新築計画 】をご利用いただくほとんどの方が土地探しからのお客様です。宅地という枠に絞っても様々な土地が存在します。今回はその中でも一つ特殊な土地をご紹介します。
新しい鉄道計画が敷設されて、ずっと田畑だった土地が急に駅前となる状況があります。その駅周辺を整備するにはある程度の土地の所有者の所有権の制限などが行われ駅周辺開発がされていきます。それを簡単に言うと土地区画整理事業と言いまして、駅前への道路を造成して作ったりしていきます。その中で土地の所有者に所有地を移動して貰ったりする事を換地と言ったりします。
【仮換地・換地】という言葉ご存じでしょうか?
仮換地(かりかんち)とは
「土地区画整理事業が終了するまでの間に与えられた換地」のことです。
...ご理解いただけましたか?
私も正直意味が分かりませんでした。
そもそも【換地】とは【土地区画整理事業】とはというところです。
でもご安心ください、順を追ってご説明します。
上記のように鉄道敷設計画が実行されて、駅前開発をしなければならない土地は今まで田畑しか無かった土地が多く、不揃いな形の土地や角が多い土地、行き止まり道路が多い地域、そんな住宅地や曲がりくねった道路では大変不便です。そこで土地を使いやすくするための工事が行われます。
この工事のことを「土地区画整理事業」と呼びます。
区画整理が行われる前の土地は「従前地」といいます。
工事が完了したところから順に「仮換地」として指定し、すべての工事が終わったら「換地」となるわけです。
土地区画整理事業によって不便な土地はこのように整備されてきました。
実際に土地区画整理事業が行われるとどうなるのかご説明します。
まずはこちらの地図をご覧下さい。
この従前地では、道幅も狭く土地の区画割も不揃いです。ここで土地区画整理事業を行います。
すると...
どうでしょう、道路もキレイになり、土地も整理されました。
こうして新しく土地が割り当てられ住みやすい街づくりがされているのです。
換地とセットで気になる清算金について
次に「清算金」についてお話します。
区画整理がおこなわれると土地の価値も変動します、従前地の価値と換地後の価値の差額を解消する必要があります。区画整理事業が完了した時に解消するのですが、この時に「清算金」が発生します。
以前と比べて区画整理後に土地の価値が下がったのであれば清算金を受け取り土地の価値が上がったのであれば清算金を支払う、という仕組みになっています。
この清算金の徴収・交付は、区画整理による各地権者の損益を平等にするためにおこなわれるものです。ほとんどの場合、区画整理後には土地の価値が上がるので、清算金を支払うことが多いといえるでしょう。
注文住宅を検討される際、条件に合う100点という土地はほとんどありません。
それだけ土地というのは特別なものです。
立地や広さ、価格の他に難しい問題があるように見えてもしっかりと調べ解決策が分かっていれば他の土地と何ら変わりありません。
【 かんたん新築計画 】では皆様のお悩みに真摯にお答えします。
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